用語解説
委託保証金維持率は、信用取引において建玉金額に対する委託保証金の割合を示す指標です。証券会社が顧客の信用取引ポジションを維持するために設定する最低保証金維持率とも呼ばれます。受入保証金の合計から建玉評価損や諸経費を差し引いた金額を建玉金額で割って算出され、パーセンテージで表示されます。
一般的に20%程度に設定されることが多く、各証券会社が独自に決定しています。
相場変動により含み損が拡大してこの維持率を下回った場合、投資家は追加保証金(追い証)を差し入れるか、建玉を決済して維持率を回復させる必要があります。この仕組みにより、証券会社は信用取引のリスク管理を行い、投資家の損失拡大を防ぐ役割を果たしています。